コラム
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「セラピストの仕事に興味があるけど、実際の仕事内容ってどんな感じなんだろう?」「未経験からでも本当に働けるの?」そんな疑問を持っているあなたへ。
今回は、ラフィネグループで働くセラピストの三浦さんの1日に密着取材を行いました。開店準備から施術、お客様対応、そして退勤まで。セラピストのリアルな働き方、やりがい、そして仕事内容の全てをお届けします。
三浦さんは現在2年目のセラピスト。「最初はラフィネでうまくやっていけるのか不安でした。」と語る三浦さんが、今ではお客様から指名をいただく人気セラピストに。その成長の秘訣と、セラピストという仕事の魅力に迫ります。

午前9時。開店時間の1時間前、三浦さんの1日は静かに始まります。朝一番の仕事は、店舗の清掃とタオルの補充、そして施術で使用するクリームや備品の準備です。
「お客様に特別感を感じていただけるように、とにかく隅々まできれいにすることを意識しています。」と三浦さん。セラピストの仕事内容というと、施術の技術に目が行きがちですが、実はお客様を癒やす前に「空間を整える」ことから仕事は始まるのです。
特に気をつけているのは、床に髪の毛が落ちていないか、タオルがきちんと畳まれているかといった細かな点。「お客様には非日常を味わっていただきたいので、清潔感は何よりも大切にしています。」
施術ルームの照明を調整し、ラフィネオリジナルの癒やしの音楽を流す。空気感が整っていくと、三浦さん自身の心も落ち着いていくと言います。セラピストの仕事内容には、こうした「場を整える力」も含まれているのです。
そんなとき、もともとお客として行っていたラフィネグループが、三浦さんの転機となりました。
午前10時、最初のお客様が来店されました。「こんにちは。お待ちしておりました。どうぞこちらにおかけください。」三浦さんの柔らかな笑顔と丁寧な言葉遣いが、お客様の緊張をほぐしていきます。
施術前のカウンセリングは、セラピストの仕事内容において非常に重要なプロセスです。「本日担当します三浦と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」と自己紹介した後、まずは健康状態の確認から始まります。
「今現在大きなご病気やけがなどはございませんか?」「今日ご予約いただいているのがボディケアの40分でお間違いないですか?」と、基本的な情報を確認した上で、本題に入ります。
「今日はうつ伏せになった状態で、足先から首、腕までの施術になりますが、特にお疲れのところはございますか?」
お客様は「肩が疲れている。」と答えます。しかし三浦さんは、そこでカウンセリングを終わらせません。「肩の上の方ですか?それとも後ろの方ですか?」と、さらに細かく部位を確認していきます。
「どちらかというと後ろ側の肩甲骨の辺りですね。」とお客様。「かしこまりました。じゃあその辺りを多めにやっていきますね。」このように、お客様の体の状態を詳しく聞き取り、施術内容を調整していくのが、セラピストの仕事内容における「対話力」なのです。
カウンセリングが終わると、いよいよ施術の開始です。「スリッパを脱いでいただいて、うつ伏せでお休みください」と三浦さんが優しく誘導します。
お客様がベッドに横になると、すぐに「今、暑すぎたり寒すぎたりはしないですか?」と室温の確認。こうした細かな気配りが、お客様の快適さを左右します。
「それでは40分、三浦が担当させていただきます。よろしくお願いいたします」。落ち着いたトーンで声をかけ、施術が始まります。

施術中、三浦さんが最も心がけているのは「お客様の反応をとにかく見ながら施術すること」だと言います。
「力加減は強すぎても弱すぎてもダメなんです。お客様によって心地よいと感じる圧は全然違うので、表情や呼吸、体の反応を細かく観察しながら、常に調整しています。」
セラピストの仕事内容において、技術だけでなく「観察力」が重要な理由がここにあります。お客様が口に出さなくても、体の反応から「ここはもう少し強めがいいかな」「ここは優しくした方がいいな」と判断していくのです。
カウンセリングの段階でも、三浦さんは細かく部位を聞いていましたが、なぜそこまで深掘りするのでしょうか。
「『肩が痛い』って言っても、原因はストレスかもしれないし、姿勢の問題かもしれない。デスクワークで前かがみになっているのか、それとも重いものを持つ仕事なのか。原因によってアプローチの仕方が変わるんです」
単に「肩が疲れている」という表面的な情報だけでなく、その背景まで理解することで、より効果的な施術ができる。これがセラピストの仕事内容の奥深さです。
取材中、印象的だったのは、施術を受けているお客様の多くが深いリラックス状態に入っていたことです。中には、施術中に眠ってしまう方も。
「施術中に寝てしまうお客様、たくさんいらっしゃいますよ」と三浦さんは笑顔で話します。「ゆっくり休みに来てくださっているので、施術後に『寝てたけどすごくスッキリした』って言っていただけると、本当に嬉しいです」
お客様が安心して眠れるほどリラックスできる。それは、三浦さんの技術と心遣いが生み出す、セラピストの仕事の醍醐味と言えるでしょう。
セラピストの仕事内容について、「1日に何人くらいのお客様を担当するのですか?」という質問はよく聞かれます。三浦さんの場合、1日平均5〜6名のお客様を担当しているそうです。
1人あたり40分〜60分の施術が基本ですから、施術だけでも4〜6時間。カウンセリングや準備、片付けの時間を含めると、かなり集中力が必要な仕事であることがわかります。
「施術中は何を考えていますか?」という質問に、三浦さんはこう答えました。
「とにかくお疲れが取れるようにっていうことだけを考えています。でも、力加減はお客様によって全然違うので、常にそのお客様の反応を見ながら調整しています。」
お客様の呼吸のリズム、筋肉の緊張具合、表情の変化。様々なサインから「この圧でちょうどいいかな」「深く届いているかな」と判断しながら、40分間ずっと相手に集中し続ける。これがセラピストの仕事内容の核心部分です。
セラピストとして働く中で、三浦さんが一番嬉しい瞬間はいつでしょうか。
「施術中に『気持ちいい』って言っていただける時が、やっぱり一番嬉しいですね。その時は、この力加減で大丈夫なんだな、私の施術を喜んでくださっているんだなって実感できるんです」
お客様からの直接的なフィードバックが、セラピストとしての自信とやりがいにつながっていく。それが、この仕事の魅力なのです。

1日の密着取材を終えて、三浦さんにセラピストという仕事について改めて聞きました。
「私も最初はラフィネでうまくやっていけるのか、とても不安でした。」と三浦さんは振り返ります。最初は技術面での不安、お客様対応への不安、様々な心配を抱えていたそうです。
しかし、「今はとても楽しく、やりがいを感じながら働けています。」と笑顔で話す三浦さん。その言葉には、2年間の経験と成長の重みが感じられます。
1日の密着取材を通して見えてきたセラピストの仕事内容は、単なる技術だけではありませんでした。
・開店前の丁寧な清掃と準備
・お客様との信頼関係を築くカウンセリング
・施術中の細やかな観察と調整
・お客様一人ひとりに合わせた対応
・快適な空間づくりへのこだわり
これら全てが組み合わさって、お客様に「癒やし」を提供する。それがセラピストの仕事内容なのです。
最後に、三浦さんからセラピストを目指している方へのメッセージをいただきました。
「今、セラピストになってみたいけど不安だなという方。一歩を踏み出したいけど迷っている方に、ぜひ挑戦してほしいです。」
「セラピストとしての生き方は、すごく楽しいと思います。お客様に『ありがとう』と言っていただける、人の役に立てる実感がある。こんなにやりがいのある仕事は、なかなかないと思います。」
今回の密着取材を通じて、セラピストの仕事内容は想像以上に奥深く、そして人間的な仕事であることがわかりました。
技術を磨くことはもちろん大切ですが、それ以上に「お客様に寄り添う心」「細やかな観察力」「一人ひとりに合わせた対応力」が求められる仕事です。
未経験からでも、ラフィネグループの充実した研修制度と先輩セラピストのサポートがあれば、三浦さんのように成長できる。そして何より、お客様の「ありがとう」「気持ちよかった」という言葉が、毎日のやりがいになる。
セラピストという仕事に興味を持った方は、ぜひ、説明会に参加してみてください。あなたの「一歩」を、私たちは応援しています。