お知らせ
新人賞受賞3名による座談会を開催しました。
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お知らせ
2023年度新人賞を獲得した、ラフィネプリュス イオンモール岡山店の川上早貴さん、ラフィネ 千里中央駅店の石川麗さん、おふろの王様志木店の吉野並加さんの3名による座談会を開催いたしましたので、その様子をご紹介いたします。
新人賞とは…
該当年度の累計指名人数、累計指名本数、累計指名係数値が多い上位3名を表彰するものです。
司会進行は、ボディワークセラピストエージェンシー人事部採用課の山本さんです。
司会:
新人賞受賞された皆様、改めておめでとうございます。
今日はいくつかの質問項目を用意してきましたので、そちらにそってお伺いしていきます。
Q:まずはセラピストの仕事につくことになったきっかけを教えてください。
共通点は体への興味
吉野さん:
元々学生の時にスポーツをしていまして、ツボや体のケアなどに興味をもって独学で勉強はしていました。前職は全く畑違いの仕事ですが、ちょっと体を壊してしまって、本格的に体のことやリラクゼーションについて学びたいなと思ったのがきかっけです。
司会:
ご自身が体調を崩されたのがきっかけだったんですね。
石川さん:
元々通信でアロマセラピストの資格を持っていたんですけれども、都会に疲れて田舎暮らしに憧れて、島根にプチ移住体験をしに行ったんです。
そこでお世話になった方に見よう見まねで足つぼマッサージをさせていただいたら、すごく喜んでくださって。島根からの帰り道にラフィネを見つけて、「あ、もう応募しよう」と思い立ち、今に至ります。
川上さん:
私は以前リハビリの仕事をしていました。その時に病気や怪我で困っている方に治療をしていたんですけれども、友人や家族に今自分ができることって何かなと考えたときに、何もできてないのかなと思いました。そこで色々調べて、体のつながりでこのリラクゼーションという仕事を見つけて、勉強したいなって思ったのがきっかけです。
司会:
皆さん、セラピストになる前から体に興味があったのですね。
Q:セラピストになってみて一番印象に残っているお客様のエピソードは?
指名につながったエピソード
石川さん:
九州から転勤で引っ越してこられた女性のお客様です。
ラフィネでお気に入りのセラピストの指名をされていたそうですが、その方がお辞めになられて、それ以来ラフィネに行きづらくなったそうです。
なので、これからはずっとフリーで指名はしませんとおっしゃったんですね。
それからいろんなセラピストの施術を受けられていたんですが、ある時急に「次から石川さんでお願いね」って言われたときに、驚いて嬉しくて聞いたんです。「指名しないっておっしゃっていたのに、指名してくださったのはなぜですか?」って。そしたら“よく勉強している”っておっしゃったんです。その勉強しているというのは施術とかではなく、いろんなことに関して勉強しているから話していて楽しいと言われたんです。
4月にその方が引っ越しされることになって、最後も泣きながらハグしてくださって「これで終わりじゃないからね、また来るからね」って。本当に一番の思い出になっています。
ラフィネが好きな方なので、今もたぶんどこかのラフィネで施術を受けて癒されているんじゃないかなと思います。
司会:
今、この瞬間に受けられているかもしれませんね。
川上さん:
石川さんの素敵なお話に鳥肌が立っています。
私もフリーで通われる何度目かのお客様が、お悩みやお体のことについてしっかりとヒアリングする中で、ある時指名をしてくださいました。
それからは一週間に一回施術を受けにきてくださっていまして、「ここに来るのが楽しみだ」「癒やされた。これでまた仕事が頑張れる」って言ってくださったときはすごく嬉しかったです。
司会:
他の皆さんも頷いていらっしゃいますが、共感する部分なんですね。
川上さん:
やはり直接言っていただけることはすごく嬉しいので、また次からも頑張ろうという励みになります。
吉野さん:
私がデビューして1週間くらいで、本当に緊張しているときのことです。あまりおしゃべりもできなかったんですけれども、施術を気に入っていただいて、一週間後に指名で来てくださったんです。
もうそれだけで嬉しかったんですけれども、お話を進めていくと青森県十和田市の出身の方でした。偶然にもその一週間の間に私がスポーツの応援で、はじめて十和田市に行っていて、そこで夜に食事をしたお店がそのお客様の同級生が経営されているお店だったんです。
その時は本当にびっくりしましたし、人とのご縁に感動しました。
司会:
そのような縁があると嬉しいですね。
皆さん、指名につながったエピソードが特に印象に残っているようですね。
Q:指名を獲得するコツや、意識していることはありますか?
ホームケアアドバイス
吉野さん:
まだまだ意識が足りないなと思うのですが、指名できてくださったお客様に前回どういう接客・施術をしたかなって思い返したときに、お客様に合わせたお家でもできるストレッチをお教えした方にご指名頂くことが多かったです。あと、名刺をお渡しした方が来てくださることが多いように思いますね。
司会:
自分に合ったケアを教えてもらえると、印象に残りますよね。
環境、そして先輩方のおかげ
石川さん:
去年の8月にブラッシュアップ勉強会に参加させていただいたときに学んだコツを実践したら伸びました。
それから、私がいる店舗の先輩方は指名で予約が埋まってらっしゃるようなセラピストばかりですが、その環境下にいながら常に勉強されていて、向上心があって、ランクアップも一生懸命受けてらっしゃって、そういう影響を受けています。
あと同僚の皆様も、フリーで入られた方と私がいないところで私の話で盛り上がって、その後指名を頂いたり、コツというよりそういったおかげで、ありがたいことに指名をいただいております。
司会:
そのブラッシュアップ勉強会では、どんなことを学び実践されたのですか?
石川さん:
“亜門”というツボを押すと、お客様の印象に残るそうです。
それから、指名をいただいたときに“なぜ指名をいただいたのか”という理由を聞くことを実践しています。
司会:
お二人も指名していただいた理由は聞いていますか?
川上さん:
聞けるときは聞いていますが…
吉野さん:
私はお伺いしたことないです。
司会:
私もセラピスト時代に聞いておけばよかったなと思いました。自己分析にもなりますね。
川上さん:
石川さんのお話を聞いてすごく勉強になりました!
私はお客様のご来店理由を聞くことと、お疲れの箇所の主訴を細かく聞くことを意識しています。
司会:
では次に、指名を維持していく中でモチベーションが下がることもあると思います。
Q:モチベーションを維持する方法は何かありますか?
川上さん:
仕事ではお客様からの一言ひとことの嬉しい言葉で、大変だったこととか嫌なことがあったとしても全部リセットされます。
プライベートでは旅行が好きなので、常に旅行を計画してリフレッシュしています。
司会:
プライベートでのリフレッシュはすごく大事ですよね。
石川さん:
下がる時はすごく下がるんです。
その時は同僚の方やエリアマネージャーにいっぱい聞いていただいたりとかしています。
あとは尊敬するセラピストさんたちの施術を受けに行って、モチベーションを上げています。
司会:
お二人も他のお店に施術を受けに行くことはありますか?
川上さん:
私は旅行の際に、その地域の店舗に行くようにしています。自分のお店とは雰囲気が違って、勉強になることがたくさんあります。
吉野さん:
私も勉強がてら温泉巡りをしています。
勉強しようと思うのですが、気持ちよくて半分記憶がないことが多いです(笑)
川上さん:
私もオフモードの時は完全に寝てしまいますが、勉強に行くときはなるべく起きるようにしています。けど、最後のほうは…(笑)
Q:受賞後、指名維持のために何をしていますか?
石川さん:
やっぱりもっと成長したいので、ランクアップ試験に合格できるように頑張っています。
司会:
いい目標ですね!試験、頑張ってください。
初心を忘れないこと
吉野さん:
とにかく初心を忘れないことです。
自分では気づかないところで施術が雑になっていたり、丁寧さが足りなかったりするかもしれないので、常に目の前のお客様に時間とお金をいただいているんだっていう意識を持って、お客様の立場に立つことを忘れないようにしています。
司会:
初心や丁寧さは本当に大事ですね。慣れてくるとどうしても丁寧にやっているつもりが気遣いが足りていなかったり、お客様によっては不快に感じられたりすることもありますよね。常に初心を意識することは大変ですが、大切ですね。
川上さん:
指名の本数目標を立てて追うように意識しています。
指名が伸び悩んだ時期もあったのですが、そこで目標をもって取り組むことの大事さを身に染みて感じたので、日々目標を意識することを心がけています。
司会:
他の皆さんも指名が伸び悩んだことはありましたか?
石川さん:
4月にとても凹みました。
新人賞を自分でとったと思っていないので、わだかまりというか“自分のおかげじゃないのに”という気分になって、落ち込みました。
でも、お客様が「今日来て良かった、ありがとう」と言って帰られたときに、やっぱりこの仕事が好きだなと感じて、また上がってきました。
司会:
この仕事が好きという気持ちが大事ですよね!
吉野さん:
今も伸び悩んでいます。新人賞は本当にありがたいことなのですが、特別なことをしてとったという意識がなかったので、努力が足りていないなというのを身に染みて感じています。
もっと努力をしなければと思っています。
司会:
今伸び悩んでいるという吉野さんに向けて、お二人からアドバイスなどはありますか?
川上さん:
そうですね。やっぱり目の前のお客様と、その時間を大切にすることが、長い目でみると結果につながってくるのかなと思います。
石川さん:
以前、他のセラピストとフリーのお客様との会話で、『丁寧にしてくれてありがとう!次からあなたを指名するわ』と聞こえてきたんです。その時、自分の丁寧さが足りているかな?と振り返るきっかけをいただきました。
司会:
“丁寧さ”がやっぱり大事なんですね。
Q:セラピストの仕事の魅力ややりがいを教えてください
お客様から直接いただく『感謝』が何よりのやりがい
吉野さん:
一番はお客様が喜んでくださること、そしてそれを直接目で見たり、お声を聞けたり、感じられることだと思います。
前職はエンジニア系で人と直接会うことがないお仕事だったので、余計に感じます。
90代のおばあさんが『本当にありがとう』と言って手を握ってくださって、頑張ってねと声をかけてくださると、本当にセラピストになってよかったなと感じます。
司会:
私もセラピストの時のことを思い出しました。その方も手を握ってくださったので、本当に嬉しいですよね。
川上さん:
吉野さんもおっしゃっていましたが、お客様からいただく言葉ってすごくパワーになるので、そこが魅力なのかなと思います。
あとは、他のセラピストの方々と協力して店舗目標を達成したときの、みんなでの喜びというのも働いていてのひとつのやりがいなのかなと思います。
司会:
目標達成はすごくやりがいになりますよね。
石川さん:
皆さんと一緒ですが、たくさんの方と出会えることと、お客様の声がダイレクトに聞けることですね。来て良かったと喜んで帰られる姿を見たら、やりがいあるなって思います。
司会:
お客様からいただく感謝の言葉は、本当にやりがいがありますよね。
Q:接客や施術時に心がけていることを教えてください。
傾聴、そしてお客様の立場にたって
川上さん:
傾聴することを意識しています。
まずは聞くこと、そしてそのお客様に合わせたテンポでお話することを意識しています。
司会:
会話が楽しくなると自分の話をしたくなってしまいますが、お客様のお話を聞くのはすごく大切ですよね。
石川さん:
クレドに書かれているように“寄り添う事”ですとか、“感謝と謙虚な気持ち”“成長すること”が本当に大事だと思います。
吉野さん:
この時間とお金を私に預けてくださっているんだということ、お客様に不快な思いをさせて帰らせたくないという一心で、とにかくお客様の立場に立ってやることを意識しています。
司会:
皆さん、本当にお客様思いですね!
石川さん:
先輩方から受け継いでいるんだと思います。
司会:
先輩方がお客様思いで、その姿を見てきていると。では次の後輩たちにも、3名のお客様思いの姿を受け継いでいただきたいですね。
以上で座談会を終了したいと思います。
今日お話しいただいたことは、ベテラン・新人関係なく実践できることだと思いますので、ぜひ皆さんも実践してみてください。
皆さん、本⽇はありがとうございました。